ご 挨 拶


 このたび、関西心理学会第127回大会を2015年11月8日(日)に関西学院大学西宮上ケ原キャンパスで開催させていただくことになりました。

 本大学が関西心理学会大会を開催するのは、7度目となります。前回は1979年に開催された第91回大会(新浜邦夫大会長)でしたので、実に36年ぶりになります。それ以前には、1936年第20回大会、1939年第24回大会、1948年第42回大会、1954年第54回大会、そして1961年第68回大会を、いずれも今田恵先生を大会長として関西学院大学で開催させていただきました。

 関西学院は2014年に創立125周年を迎え、昨年は様々な行事が執り行われました。大学博物館が開設されたことも目新しいことの一つです。現在、幼稚園から大学院までを包括する関西学院コミュニティは、歴史を振り返り、新たな目標を設定し、世界に開かれた学びの場として発展させるために精進しています。このような流れのなかで、日本の私学では最古の心理学実験室の歴史(1923年設立)を持つ関西学院大学は、本大会の開催を機に、改めて心理学の教育、研究、および社会的還元について考える貴重な機会をいただいたことになります。活発な学術的交流を目指し、皆さまには日ごろの教育・研究の成果をご発表くださいますようお願い申し上げます。

 心理科学研究室の母体である総合心理科学科は2003年の文学部改組により心理学科と教育学科が統合されて誕生し、さらに2009年4月には同学科の心理学専修と教育心理学専修が合併し、総合心理科学科心理科学専修になりました。また、大学院文学研究科においても心理学領域と教育心理学領域が合併し、心理科学領域になりました。心理科学研究室は、心理学研究室(心理学専修/領域)と教育心理学研究室(教育心理学専修/領域)の伝統を引継ぎ、現在14名の専任教員と2名の契約助手のもと、新たな歴史を刻み始めています。

 会員の皆さまのご参加を関係者一同心よりお待ち申しあげています。


2015年6月 


関西心理学会 第127回大会 準備委員会
委員長  松見 淳子



準備委員会委員:中島定彦(事務局長)・成田健一(会計幹事)・浮田潤・大竹恵子・片山順一・嶋ア恒雄・佐藤暢哉・米山直樹