大竹恵子教授 日本健康心理学会2015年度本明記念賞 受賞

日本健康心理学会 2015年度 本明記念賞 受賞2015. 9. 5.

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大竹恵子教授が日本健康心理学会の2015年度 本明記念賞を受賞しました。

本明記念賞は、前年に発行された「健康心理学研究」の中から優秀論文に選出された研究者に贈られる賞です。

本研究では、これまで中高生を対象に行ってきたステージに基づく喫煙防止研究の発展として非喫煙者の受動喫煙に焦点をあて、前熟考期の人たちのステージ分類を行いました。現在および将来も喫煙しないと回答した非喫煙者である「前熟考期」の大学生を4つのステージ(嫌煙高期、嫌煙中期、嫌煙低期、受動喫煙容認期)に細分類できることを提案し、各ステージの特徴について検討しました。その結果、嫌煙高期から実行期にステージが移行するにしたがって自己効力感が低下し、一方、誘惑されやすさが増加することが明らかにされました。同様に意思決定バランスも喫煙獲得行動ステージが進行するにつれて変化しており、喫煙に対する利益は増加し、損失は低下することが示されました。このほか、喫煙風景の画像に対する印象評定では、嫌煙高期がもっとも印象が否定的で、ステージが喫煙行動に移行するにしたがって印象が肯定的になることが明らかにされました。本研究で行った前熟考期の新しいステージ分類は、若年層の喫煙防止対策に活用できる可能性が示唆されました。

【論文名】非喫煙者の受動喫煙対処行動により喫煙獲得“前熟考期”のステージ細分類
【掲載誌】健康心理学研究,27(2),131-139,2014.
【著 者】大竹恵子(関西学院大学文学部総合心理科学科)

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